移動美術館 inお台場

仕事の合間にお台場の移動美術館を見てきた。
最近話題の写真展をやっている。
『…ashes and snowは手付かずの自然と向き合った写真家の作品を中心に、映画、美術、小説、建築が一体となった美と再生の壮大なプロジェクトです…』
この建物を設計したのが、とある有名な建築家だということもあり、一度見とくかーということで行ったのですが・・・。

建物は中古のコンテナと「紙管」を組み合わせた構造。紙管はこの建築家が好んで使う素材で、いわゆるクラフトっぽい、エコっぽい感じのアレである。
まず、この組み合わせが良くない。全然いいと思わない。
それから内部空間。雰囲気はよく出ている。コンテナは段違いに組んであり、暗めの照明によって浮き出る感じが効果的だ。そしてここでも、柱として使われているのが紙管。客の歩く通路に沿って紙管の柱が両脇に並んでいて、その柱間に向かい合うように作品が展示されている。
これが・・・良くない。質感もさることながら、プランニングも間違っている。
この写真は、ある程度の距離をもって見ないと魅力が無い。ところが通路の両脇に掲げられた作品の間は4mぐらいしかない。つまり最大でもこのくらいしか離れて見ることができない。しかも通路なので、必ず視界に他の客が入ってくる。斜めからだと多少距離が取れるが、そうすると例の紙の柱が重なり、遠くになると作品ではなく柱だけが見える。
これは如何なものか。

それと残念ながら、メインである写真にどうしても共感することが出来なかった。
人間と動物が一緒に映っている必然性がまるでないため、それが気になってしょうがない。
同じようなテイストの映像も流れていたが、全編スローでなんだかよくわからない。
一応、自分が忙しすぎるからこういう作品を堪能できる状態にない、ということにしておこう。そうでもないとこれだけの人が見に来て、世界各国を建物ごと移動していくという大プロジェクトに対して、気持ちの整理がつかない。
多分この人の写真は、写真集で見ると良いのだろう。
それか、もっと巨大にするか。
外のコンテナに張られていたデカイ写真(上)は、なかなかよかった。
by cubicjams | 2007-06-09 17:27 | デザイン

