セカンダリ・キャプチャという概念

以前より開発中だった指キャプチャのデバイスですが、いよいよ実践に使い始めました。写真のように、結構いい感じで動いています。まだ試作段階なので、見た目は手作り感出まくりなのですが、昨日ダンスの収録で使った限りでは概ね目的のデータを撮ることに成功しました。
この方法は、光学式とミックスして使えること、ワイヤレスであること、モーションビルダーで普段使っている指リグを直接動かせること、センサーは増やしたり減らしたり自由であること、指以外にもいろいろ使えることなど、メリットは多大であります。

これは試作品1号。
いわゆるサイバーなグローブですね

昨日使った改良型2号。指の光学マーカーは予備というか保険に。
こういうのは結局、装着感の問題だったり、汗かいたらどうするとか、電池の重さのこととか、そういうことの解決の積み重ねなんですよね。2号機はさくらさんが夜なべして作ってくれて、感謝感謝。
この新型センサーの基本的なコンセプトですが、いい言い方がずっと思いつかなかったのですが、「セカンダリ・キャプチャ」と言うことにしました。
つまり従来のキャプチャシステムに加えて、違った方法で補助的なデータを収録することを指します。
フェイシャルキャプチャもそういうことかもしれません。まあ撮り方は一緒ですが。
目線や、筋肉の動きなども、将来的には撮れると思いますが、そのカテゴリに入ります。
声を同時録音することも、広い意味ではセカンダリキャプチャと言えますね。
人間からはまだまだ「発してくれる情報」がたくさんあります。
それをなんでも利用しよう、ということですね。
そういえば昔、脳波で映像を動かしてる人がいましたが。。。
そのうち、イメージするだけでキャラが動いたりするのかな???
そしたら広いスタジオいらないですね。
by cubicjams | 2009-12-05 13:43 | シゴト