楽庵、最後のパン

朝10時の開店と同時に店に行き、焼きたてのパンを買うのが僕の日曜日の日課だった。
楽庵のパンと、おいしいコーヒーがあるだけで、いつも豊かな気分で過ごすことが出来た。
ここのパンは、堅くてシンプルだ。
店長の職人哲学がそのまま乗り移ったような数々のパンは、決して客に媚びない、
どちらかというと食品というより、作家性の高い”作品”に近かったように思う。
こんなクオリティの高いパン屋が、こんな郊外の何でもない場所にあることが、
どれだけ有難かったことか。
その成瀬の名店、「楽庵」が明日で閉店になってしまう。
最後だから、と買ってきたものの、パンだから食べてしまうと無くなってしまう。
さて、どうしたものか。。
今までの分をまとめて。
ゴチソウサマでした。 そしてお疲れ様でした。
by cubicjams | 2009-05-30 23:55 | フツウの日記